藤田まこと

藤田まこと


■藤田まこと(ふじた まこと)

 

□肩書き

 俳優

 

□本名

 原田真

 

□生年

 1933(昭和08)04.13(牡羊座/AB型)

 

□没年

 2010(平成22)02.17(享年76)大動脈瘤破裂

 

□出身地

 東京都豊島区池袋

 

□出身校

 格至小学校

 郁文中学校

 堀川高校中退

 

□略歴(満年齢)

 62年(29歳)テレビ「てなもんや三度笠」主演。

 72年(39歳)ドラマ「必殺仕置人」主演。

 87年(54歳)ドラマ「はぐれ刑事純情派」主演。

 ※他の主な出演:

  舞台 「その男ゾルバ」「鉄道屋」

  ドラマ「剣客商売」

 

□趣味

 観劇 ゴルフ

■藤田まこと

 

□幼少時代〜

・父親は映画俳優の藤間林太郎。

・母親は向島の元芸妓だったらしい。

・父親の家系は代々医者だった。

・祖母は義太夫だった。

・6歳年上の姉、4歳年上の兄がいる。

・5歳の頃、母親が藤田心臓弁膜症で他界。

・子供の頃、父に連れられて新国劇を観た。

・10歳の頃、父親が再婚。

・小3の時、関西に引っ越した。

・小学校時代、京都府下の寺に集団疎開。

・14歳の時に養子に出されたが長兄の戦死で1年で実家に返された。

・中2の時、父親の旅巡業に裏方として参加。

・中学時代、家計を助ける為に、新聞配達、靴磨き、洋服の配達などのアルバイト。

・家計のやりくりがつかなくて高校を2年で中退。

・17歳の時、セックスを初体験。


■藤田まこと

 

□私生活

・好物…関西風さば寿司。牛丼。エビカツバーガー。

・太らないように20:00以降は食べない。

・酒が好き。ワインが大好き。

・酒の席で仕事の話をするのは大嫌い。

・03年に禁煙に成功。

 それまでは1日2箱のヘビースモーカーだった。

・大腸ポリープを切除(=05年)。

・食道がんを患っている(入院して放射線治療=08.04現在)。

 ※主演予定の舞台「剣客商売」を降板

・慢性閉塞性肺疾患を患った(=09年)。

 ※出演予定のドラマ「JIN」を降板

・宝物…辰巳柳太郎愛用の衣装。

・住んでいる所…大阪(=02.07現在)。

・年間300日はホテル暮らし。

・大の近鉄ファン。ファン歴50年以上。後援会の副会長。

・仕事と関係ない人とよく一緒に遊ぶ。

 近所の中華料理屋、京都の寿司屋、など。

・カラオケの十八番…「涙そうそう」。

・毎年2月にハワイに行く。

   何から何まで手配して取り仕切る。モットーは「安く楽しく」。

 参加メンバーはゴルフ仲間や仕事関係者など20人ほど。

・17歳で戦死した兄が家族にあてた最後の手紙をお守りとして持ち歩いている。

・いとこは姫路市長、兵庫県副知事を務めた。

・長女の夫はハワイの日系3世。

・若い頃はよく遊んだ。

 新婚時代も毎晩3軒ハシゴして朝帰りしていた。

・妻は「女遊びは病気だからしかたがない」と浮気を半ば公認してくれているらしい。


■藤田まこと

 

□人間関係

・大村崑…友人。徹夜で賭けポーカーをした。ライバル的存在。

・野川由美子、芦屋雁之助、芦屋小雁…「新演技座」の旗揚げメンバー。

・小林綾子…ドラマ「剣客商売」で夫婦役で共演。

・菅井きん、白木万里…ドラマ「必殺」シリーズで20年間共演。

 菅井は義母、白木は嫁の役。

 3人のシーンはその場で3人の打ち合わせで作っていた。

・西川きよし、西郷輝彦…弟子入りを求められたが断った。

・中田ダイマル・ラケット…師匠。

・佐藤江梨子…好きなタイプ。

・松岡由美…ドラマ「はぐれ刑事」で共演(娘役)。

 交際を噂された(=91年、99年)。

・麻丘めぐみ…ドラマ「必殺シリーズ」で共演。交際を噂された(=92年)。

・幸枝…元モデル。61.04.13結婚。

 結婚記念日を忘れないように誕生日に結婚した。

 お金がなかったので結婚式場とタイアップ(結婚式の様子を2年間CMに仕様)。

・子供:長女。次女。長男。

・孫:

 花リナ。歌手。


■藤田まこと

 

□エピソードなど

・高校中退後、大阪の姉の部屋に転がり込み、しばらくブラブラしていた。

・若い頃に靴磨きの仕事をした。

・17歳の時、歌謡ショーで「旅笠道中」を舞台の袖で歌った。

・18歳の頃、漫才コンビ「タップ・ダンス」として北陸をまわった。

・18歳の頃、声帯模写と歌手で全国のキャバレーをまわった。

・大阪北野劇場の準専属コメディアンになる(=57年)。

・若い頃、「低姿勢」「文句は言わない」「役は選ばない」を自分に課していた。

・「てなもんや三度笠」出演に際して他のレギュラー番組を全て降板。

 全309回の平均視聴率(大阪)は37.5%、最高視聴率は64.8%。

 出演交渉を自分でやり、東京からゲストで来た人を自腹を切って接待、

 ギャラの2〜3倍を交際費に使っていた。

・「てなもんや三度笠」終了後約3年間、歌と漫談でキャバレーをまわり。

 トイレにゴザを敷いて着替えた。

・77年に新演技座を旗揚げ、東海林太郎や旅役者嵐駒十郎の生涯を舞台化。

・シングル「おっさんのバラード」をリリース(=79年)。

・「必殺シリーズ」は最初は山崎努が主役で中村主水は脇役だった。

・「必殺シリーズ」の中村主水のモデルは、昼間はボーッとしているが、

 夜になると雀荘でプロを相手に勝負する大阪朝日放送の社員。

・「主水」という役名はジェームス・ボンドをもじって命名。

・「必殺シリーズ」は常にぎりぎりのスケジュールで製作。

 本番に脚本が間に合わない事がよくあった。

 ワンシーンの撮影に10時間をかけて撮影をする事があった。

・自叙伝「こんなもんやで人生は」出版(主婦と生活社=88年)。

・仕事の時の荷造りは自分でやる。

・妻にまかせていた中華料理チェーン店などが倒産して約30億円の借金を負った。

・自らの企画で落語の独演会「藤田まこと独演会 あれも私、これも私」を開催(=99年)。

・合間に酸素吸入をしながら「剣客商売」の撮影に挑んだ。

凡例:20.01現在=2020年1月現在