夏木陽介

夏木陽介


■夏木陽介(なつき ようすけ)

 

□肩書き

 俳優

 

□本名

 阿久沢有

 

□生年

 1936(昭和11)02.27(魚座)

 

□没年

 2018(平成30)01.14(享年81)腎細胞がん

 

□出身地

 東京都八王子市

 

□出身校

 桜美林高校

 明治大学経営学部卒業

 

□略歴(満年齢)

 64年(28歳)映画「宇宙大怪獣ドゴラ」主演。          

 65年(29歳)ドラマ「青春とは何だ」出演。

 75年(39歳)ドラマ「Gメン'75」出演。

 ※他の主な出演:

  映画 「大人には分からない」「紅の空」「どぶ鼠作戦」

  ドラマ「太陽野郎」「兄貴の恋人」「アストロ球団」

  CM    「トヨタ自動車トヨタ チェイサー」

 

□趣味

 麻雀 バイク クルマ カーレース


■夏木陽介

 

□幼少時代〜

・父親は八王子ガスの社長。

・小学校時代、東京空襲で火の海の中を濡れた布団を被って逃げた。

 

□私生活

・酒は一滴も飲めない。

・脳梗塞で10日間入院(=09年)。

・腎臓がんを手術(左腎臓を摘出=10年)。

 転移を防ぐ為のインターフェロン治療を月に2回受けている(=10.09現在)。

・肺炎で入院(=17年10月)。

・16歳でバイクに乗り始め、クルマは80台以上買い換えた。

・クルマを6台、バイクを15台所有(=89年現在)。

 BMWのバイクを家2軒分の値段で購入。

・ヨーロッパをバイクで廻った事がある。

・お金に無頓着。銀行に行った事がない。

 欲しいモノがある時は事務所のスタッフに「お金ちょうだい」と言う。※89年現在

・生涯独身。


■夏木陽介

 

□人間関係

・白川由美…初出演映画「密告者は誰か」で共演。

・岡田可愛…ドラマ「青春とは何だ」で共演。

・西村和彦、賀来千香子…夏木プロダクション所属。

・松森健…ドラマ「青春とは何だ」の監督。

・徳大寺有恒…徳大寺に話を聞いてパリダカールラリー挑戦を決意。

・篠塚建次郎…監督を努めた時のパリダカールラリーのドライバー。

 

□エピソードなど

・大学在学中、雑誌「ジュニアそれいゆ」のモデルにスカウトされた。

・大学卒業と同時に東宝に入った。

・デビュー当時は映画全盛の頃で予算も豊富で優雅な時代だった。

 真夏の軽井沢にロケに行って1ヵ月半は何もせずに遊んでいた。

 1日に3カットしか撮影しない事もあった。

 監督に「友達を3人連れて来い」と言われて理由を訊くと

 「退屈するだろうから麻雀できる友達を用意しとけ」。

 大卒の初任給が1万円程度の時代に映画1本の出演料は60万円。

・若い頃はスタントマンを使う危険なシーンも自分で演じていた。

・映画スターだったのでテレビドラマに出るのには抵抗があった。

・ドラマ「青春とは何だ」でアメリカ帰りの英語教師のラグビー部部長を演じた。

・個人事務所「夏木プロダクション」を設立(=82年)。

・交友録「アソビ半生記」出版(=91年)。


■夏木陽介

 

□パリダカールラリーのエピソードなど

・ドライバーとして2年連続出場(=85年、86年)。

・監督として7年連続出場(88年総合2位=87年〜93年)。

・多い時は1日1200㎞を走行。

・長い直線が続く時は600㎞アクセルを踏みっぱなし。

・暑さ寒さ、空腹感、喉の乾きなどと戦いながら、約20日間、毎日ひたすら砂漠を走る。

・1年目、残り90㎞、残り1日でリタイア。

・2年目、遅れを取り戻す為に48時間くらい一睡もせずに走って、

 居眠り運転で林につっこんでしまい、残り3日でリタイア。

・砂嵐で2日間が食料が来なかった事があった。

 日本を発つ前に食事の量を減らして胃を小さくしておいたので平気だった。

・監督はその日の到着地点で待機してクルマ、食事、テントをチェックする。

 問題なければ次の到着地点に移動する。

 監督用のクルマはスピードが出ないので睡眠時間を削って移動する。

・風で砂漠の地形が変わって数日間行方不明になる事がしょっちゅうある。

・スタッフ総数は11人、レース費用は約1億円。

   優勝賞金は100万円以下(=89年現在)。

凡例:20.01現在=2020年1月現在