愛川欽也

愛川欽也


■愛川欽也(あいかわ きんや)

 

□肩書き

 俳優

 

□本名

 井川敏明

 

□愛称

 キンキン

 

□生年

 1934(昭和09)06.25(蟹座/A型)

 

□没年

 2015(平成27)04.15 (享年80)肺がん

 

□出身地

 東京都豊島区巣鴨

 

□出身校

 浦和高校

 

□略歴

 75年(41歳)映画「トラック野郎」主演。

 81年(47歳)テレビ「なるほど! ザ・ワールド」司会。

 98年(64歳)映画「極道の妻たち 決着」出演。

 ※他の主な出演:

  映画 「新宿馬鹿物語」「キンキンのルンペン大将」「二百三高地」

  ドラマ「峠の群像」「渡る世間は鬼ばかり」「西村京太郎トラベルミステリーシリーズ」

  テレビ「おはよう!こどもショー」「11PM」「出没!アド街ック天国」

  ラジオ「パックインミュージック」「キンキンのサタデー歌謡ベストテン」

  CM    「ミノルタ」「大正製薬 パブロン」「小林製薬」

 

□趣味

 絵画 住宅研究 旅行 ゴルフ

 

□特技

 ハーモニカ ドラム

 

□サイズ

 167㎝

 

□特記事項

・妻はうつみ宮土理


■愛川欽也

 

□幼少時代〜

・父親は小さな印刷工場を経営。

・長男。10歳以上年上の姉がいる。

・小さな借家に住んでいた。

・子供の頃、男の子と遊ぶより女の子と電車ごっこをするのが好きだった。

・小学校時代、放課後喫茶店でツケでコーヒーを飲んでいた。

・小4の時、長野県上田市の寺に集団疎開。

 超食糧難で主食は木の根のような芋とほんのわずかの米をゆでる雑炊。

 唯一の楽しみは母親が着物を売って作って持ってきてくれたかりんとうだった。

 ※大人になった後も雑炊の芋のまずさとかりんとうのおいしさは忘れられない

・小4の正月に一度都内に戻り、母親と一緒に埼玉、茨城、秋田などに縁故疎開。

   行く先々でいじめられた。

・中3の時、父親が他界。

・県下有数の進学校で優秀な成績で、東大に進学して弁護士になろうと思っていた。

・高校時代、学校の目の前に出来た映画館に入り浸ってフランス映画に熱中。

・盆踊り大会で毎回太鼓を叩いた。

・母親に「女の子には優しくしろ」「弱い者いじめは絶対にするな」と言われて育った。


■愛川欽也

 

□私生活

・好物…ごはん。中トロの握り。もち。

 うどん。そうめん(スパゲティ風に食べる)。

   ピロシキ。パンパラ焼き(とろろ芋ベースのお好み焼き、毎朝食べる)。

   生ハム。数の子。ソース。たこ焼き。かりんとう。塩大福。

・嫌いな食べ物…フカヒレ。ウニ。パクチー。

・パンパラ焼き(山芋ベースのお好み焼き)でダイエット(=02年)。

・健康法…炭(家じゅうに置いてある、ご飯に入れる、ベッド用ふとんに網込んである、

   壁の中に組み込んである)。

 純金の棒でツボ指圧。「システムシックス」(ダイエット効果)。

・気管支が弱い。

・気がむくと台所を大掃除する。

・2万円のスーツなど安い服が好き。バーゲン、水濡れセールなどが大好き。

・フランス映画が好き。

・好きな映画女優…オードリー・ヘップバーン。カトリーヌ・ドヌーブ。

・カラスが苦手。通販で「カラスよけ」を購入。

・通販が大好き。通販で買った各種健康グッズを収納する為の部屋を増築。

・引っ越しが大好き。5年に1回のペースで引っ越してその度に家を新築する。

・住んでいる所…東京都渋谷区(=00.05現在)。

・97年に新築した自宅の地下天井が水道管漏れが原因で崩落(=00年)。

・いきつけ…

 レストラン「まっくろう」(六本木→05年閉店)。

 洋食屋「スコット」(熱海)。

 中華「有昌」。

 もんじゃ焼き「神楽坂もんじゃ」。

 旅館「あたみ石亭」(正月の定宿)。

・店じまいセールで安いモノを買うのが好き。

・巣鴨が好き(子供の頃に住んでいた)。

・ラテン系を自称。クヨクヨ悩まない。

・若い頃は水商売の女性が大好きだった。

・女性と遊ぶのに疲れて結婚した。

・書斎の金庫の中にアダルトビデオを隠しているらしい。

・テレビ「きんきんケロンパ歌謡曲」の司会で共演して妻と知り合った。

・新婚旅行でハワイに行った。

・新婚時代、独身時代と同じように遊んでいたら、妻にクレジットカードを没収された。

・夫婦ともしきり屋。客が来た時はある種の戦い。

 相手が喋っている時は休むという暗黙の了解がある。

・自他共に認めるマザコン。

 「お母さんはそんなきつい言い方はしなかった」と妻に文句を言うと

 「そんなにお母さんがいいならお母さんがいらっしゃる所(天国)へ行けば?」と言われる。

・しょっちゅう妻に感謝の手紙を書く(妻が全部保存)。

・夫婦とも無精で片付けが苦手。

 6〜7人用の大テーブルは台本や本や薬やで50㎝四方くらいしか空いていない。

・夫婦で海外旅行に行くと朝食を一緒に食べた後は別行動、夕食で待ち合わせ。

・夫婦でイタリア旅行に行った時に映画「ローマの休日」で使われたホテルの部屋に泊まった。

・ダイエットの為に妻と一緒に深夜に代官山を1時間散歩。芸能人のデートを度々目撃。

・妻に「キンキンちゃん、良い子ですね〜」と子供のように扱われる。

 妻が機嫌が良い時の呼び方は「としちゃん」。

・愛川の度重なる事業の失敗で離婚の危機になった。

 

・結婚25周年記念に13カラットのダイヤモンドの指輪を購入。

・44歳年下の女性との不倫交際を報じられた(=07年)。


■愛川欽也

 

□人間関係

・和田誠&平野レミ…家族ぐるみのつきあい。

・加山雄三…家族ぐるみのつきあい。

 加山が描いてくれたうつみ宮土里の自画像(油絵)を宝物として飾ってある。

・太田裕美夫妻、ハイヒール・モモコ夫妻、山田邦子夫妻、渡辺徹&榊原郁恵

   …愛川&うつみが仲人を務めた。 

・大橋巨泉、財津一郎、坂上二郎、玉置宏、長門裕之、藤村俊二、

 牧伸二、森山周一郎、山本文郎

 …昭和9年会の仲間。藤村がプロデュースしてファッションショーを開催。

・渡辺美佐子、穂積隆信…俳優座養成所の同期生(3期生)。

・宇津井健、佐藤慶…俳優座の1期後輩。

・かたせ梨乃…「11PM」の司会で共演。

・楠田枝里子…「なるほど! ザ・ワールド」の司会で共演。

・菅原文太…映画「トラック野郎」シリーズで共演。

・白石冬美、春川ますみ、森ミドリ…交際を噂された。

   愛川が主宰する劇団キンキン塾に所属の女優。

・元妻…?年結婚、?年離婚。

・うつみ宮土理…78年結婚。

・子供:

 長女…佳村萌。女優。愛川の連れ子。


■愛川欽也

 

□エピソードなど

・高校卒業後、俳優座養成所に入所。「オセロ」で初舞台。

・俳優座養成所時代のアルバイト:

 古本屋。ラーメン屋。看板屋。保険外交員。

 靴底の接着剤のセールスマン。消防士。バンドのドラマー。

・俳優座養成所時代、仕切り屋だったのであだなは「班長」だった。

・劇団時代、お金が底をつくと畑で野菜を盗んで食べた。

・声優として1000本以上の作品に出演。

 ドラマ「ルート66」、アニメ「いなかっぺ大将」(ニャンコ先生)、

 ジャック・レモンのふきかえ、など。

・テレビ「シャボン玉こんにちは」に毎回コスプレで出演。

・36歳まで「おはよう子供ショー」のロバのぬいぐるみに入っていた。

・俳優座スタジオ劇団三期会に入る(=56年)。

・ラジオ「パックインミュージック」の企画で、青山通りを散歩しながら放送して

 「起きてるやつは出てこい」と呼び掛けたらものすごい人数が集まって警察騒ぎになった。

・映画「さよならモロッコ」に製作(脚本・監督・音楽・主演=74年)。

 貯金をはたいてCMの出演料を前借りして製作費3000万円を捻出。

 レギュラー13本を降番して製作。

 砂漠で撮影中にサソリに噛まれて死にかけた(現地のおばちゃんがくれた薬で治った)。

・映画「トラック野郎」は東映に自ら持ち込んだ企画。

・ファンに向けて「キンキン・ケロンパ友の会新聞」を発行。

・夫婦デュエット曲「マン・マン・マーチ」をリリース(=78年)。

・テレビ「笑点」の司会を臨時で担当(三波伸介急逝の為=83年)。

・俳優教室「キンキン塾」を旗揚げ(=94年)。

・生放送番組に出るのが好き。

・舞台の脚本を多数執筆。笑いあり涙ありのわかりやすい芝居しか書かない。

 思い立ったらどこでも書く。悩みだしたらキリがないので書くスピードが早い。

・アイディア商品の製作をてがけている。

・夫婦デュエット曲「ワン・ニャン物語」をリリース(=03年)。

・自宅を「情報ツウ」で公開(=03年9月1日放送分)。

・渋谷のホール「渋谷ジョンジョン」を設計(こけら落とし公演はうつみのショー=03年)。

・中目黒の劇場「キンケロ・シアター」をプロデュース(客席数133、09年落成)。

 飛行機のファーストクラス並みの豪華な座席。

 愛川とうつみのステージ活動、劇団キンキン塾の公演に使用。

 空いている日は一般の劇団に貸し出す。

・著書…「家づくり七軒とことん奮戦記」。

・副業…

 スパゲティ「なるほど屋」(=88.10開店→3ヵ月で閉店)。

 洋風タコ焼き「アメリカンボール」(=88.10開店→3ヵ月で閉店)。

 天丼屋「天欽」(→閉店)。

 デザート屋(→閉店)。

凡例:18.01現在=2018年1月現在