浪花千栄子

浪花千栄子

■浪花千栄子(なにわ ちえこ)

 

□肩書き

 女優

 

□本名

 南口キクノ

 

□旧芸名

 香住千栄子

 

□生年

 1907(明治40)11.19(蠍座)

 

□没年

 1973(昭和48)12.22(享年66)消化管出血

 

□出身地

 大阪府富田林市

 

□略歴(満年齢)

 53年(46歳)映画「祇園囃子」出演。

   58年(51歳)映画「彼岸花」出演。

 64年(57歳)大河ドラマ「太閤記」出演。

 ※他の主な出演:

  映画「夫婦善哉」「女系家族」「伊豆の踊子」

  ドラマ「カツドウ屋一代」「細うで繁盛記」

  CM「オロナイン軟膏」


■浪花千栄子

 

□幼少時代〜

・父親は庭で飼っていた鶏の行商で生計を立てていた。

 鶏をいれたかごを担いで大阪まで往復約50㎞を徒歩で移動

 (交通費を支払うと儲けが出なかった)。

・3歳年下の弟がいる。

・5歳の時、実母が他界。

・家は裕福ではなかった。

・弟の世話や家の仕事の為に入学当初は殆ど小学校に通えなかった。

・8歳の頃、父親が居酒屋で働いてる女性と再婚。

 

□私生活

・ペット…犬、猫。

・住んでいた所…京都・嵐山。

・夫(2代目渋谷天外)は哲学書を読み漁るインテリだった。


■浪花千栄子

 

□人間関係

・山本富士子…映画「彼岸花」で親子役で共演。

・花菱アチャコ…ラジオドラマ「アチャコ青春手帖」「お父さんはお人好し」で共演。

・藤山寛美、浪花千栄子、2代目渋谷天外

 …松竹新喜劇の旗揚げメンバー(48年旗揚げ)。

・杉咲花…朝ドラ「おちょやん」で浪花千栄子を演じた。

・2代目渋谷天外…30年12月結婚、?年離婚。

・子供:

 娘…輝美。養女(実弟の娘)。

 

□エピソードなど

・9歳の時から8年間、大阪・道頓堀の芝居茶屋に女中奉公。

・酒屋や豪商の屋敷で奉公した給金を全額父親に横取りされた。

・京都でキャフェーの女給をしていた時に知り合った人に勧められて芸能活動を始めた。

・東亜キネマ、帝国キネマに短期間在籍後、フリーランスで活動。

・フリーランス時代、道頓堀の芝居茶屋「岡嶋」に居候。

 女優の仕事がない時は女優として働いた。

・戦時中に故郷に疎開して農家の納屋を借りて住んだ。

・松竹新喜劇の創設メンバー。

・映画「祇園囃子」で茶屋の女将を演じてブルーリボン助演女優賞。

・溝口健二監督作品、木下恵介監督作品に多数出演。

・「昭和の怪女優」「大阪のお母さん」と呼ばれた。

・副業…旅館「竹生」(京都、自宅兼用)。

・著書…自伝「水のように」。

凡例:20.01現在=2020年1月現在