戸田奈津子

戸田奈津子


■戸田奈津子(とだ なつこ)

□肩書き 
 映画字幕翻訳家 通訳

□生年
 1936(昭和11)07.03(蟹座/B型)

□出身地
 東京都

□出身校
 お茶の水大学附属小学校

 お茶の水大学附属中学

 お茶の水大学附属高校 
 津田塾大学英文科卒業(=58年)

□略歴(満年齢)
 70年(34歳)映画「小さな約束」の映画字幕翻訳を担当(初仕事)。
 80年(44歳)「地獄の黙示録」の映画字幕翻訳を担当、第一人者の地位を確立。
 94年(58歳)エッセイ集「字幕の中に人生」を上梓。
 ※主な字幕担当作品:
  「E.T」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「タイタニック」

□趣味
 読書 映画観賞


■戸田奈津子


□幼少時代〜

・子供の頃、自分で作ったお話を友達に話して聞かせてお芝居にして貰って遊んだ。

・10歳の時、戦時中に禁じられていたアメリカ映画が解禁になり、

 母親に連れられてたくさん観て、映画好きになった。

・中学時代、英文和訳の難しい宿題に取り組むうちに英語が面白く思えてきた。

・大学時代、3年までは将来の事は何も考えず、授業をさぼっては名画座に通った。

・大学時代、夏休みに翻訳のアルバイト。

     

□私生活

・酒が好き。好きな酒はワイン。シャンパン。

・食事は母親が作ってくれる(=98.08現在)。

・健康法…スポーツジムで水泳、マッサージ。

・海外旅行でどこへ行っても何かの映画で見た事のある風景が多い。

・結婚するか字幕の仕事を続けるかという二者選択に悩んだ事がある。


■戸田奈津子

 

□人間関係

・ハリソン・フォード…何度か一緒に飲んだ事がある。

 ハリソン・フォードが98年にプレゼントしてくれた財布を愛用(=15.11現在)。

・清水俊二…映画字幕翻訳家の大家。師匠。※故人

□エピソードなど
・大学4年の時、清水俊二に「映画字幕翻訳の弟子にして下さい」と手紙を出すが、
 「新人が仕事を貰うのはとても難しいからあきらめた方が良い」と言われた。
・大学卒業後、第一生命の社長秘書になるが、映画字幕の仕事が諦められなくて1年半で退社。
・フリーで翻訳、映画会社の通訳などのアルバイトを続けながら、
 暑中見舞いや年賀状で清水俊二に「まだ、字幕はあきらめてません」とアプローチを続けた。
・清水のアシスタントとして映画「荒馬と女」で初めて字幕翻訳に携わった。
・初めて映画字幕翻訳を担当した後の7年間、字幕の仕事は年に数本で、
 翻訳と通訳の仕事で食べていた。
・映画字幕の仕事だけで食べていけるようになるまで20年かかった。  
・「地獄の黙示録」を担当して以降、仕事がたくさん入ってくるようになった。
・1年間に約50本の字幕翻訳ををこなす。
・原文全部を字幕にする事はできないので、最小限必要な情報を入れ、
 映画全体のリズムを壊さないように注意しながら翻訳する。
・映画翻訳協会会長を務めた。

・大物ハリウッド俳優の来日キャンペーンで通訳を務める。