■佐伯チズ(さえき ちず)
□肩書き
美容家
□生年
1943(昭和18)06.23(蟹座)
□没年
2020(令和02)06.05(享年76)ALS
□出身地
滋賀県
□略歴(満年齢)
67年(23歳)ゲランに入社。
88年(45歳)ディオールのインターナショナルトレーニングマネージャーに就任。
03年(60歳)エステサロン「サロン・ドール・マ・ボーテ」を開業。
※主な出演:
テレビ「おしゃれ工房」「ビューティスマイル」
■佐伯チズ
□幼少時代〜
・中国・新京で生まれて終戦後に日本に引き揚げた。
・父親は他の場所で愛人と暮らしてたので父親の記憶は全くない。
・母親は伯母(母親の姉)が経営する大阪の割烹料理屋に働きに出ていた。
・9歳の時、母親が愛人と駆け落ちして家を出た。
・農業を営む母方の祖父母に育てられた。
・中学時代、映画を見てオードリー・ヘップバーン風の服を作った。
・大阪の割烹料理屋から女子高の被服科に通った。
・高校時代、制服を自分の好みにリメイクした。
■佐伯チズ
□私生活
・健康法…水(「樵のわけ前1117」を1日に4本飲む)。
トマトジュース+黒ゴマ。炭酸水+生姜。黒糖+生姜(熱湯に溶かして飲む)。
・毎朝起きがけに水を飲む(スムーズに飲めるかどうかでその日の体調をはかる)。
・筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断された事を公表(=20年3月)。
・突風で閉じた自宅のドアに指をはさまれて左手中指を切断(接合手術成功、33歳の時)。
・ウエスト60㎝をキープしている(=08.05現在)。
・62歳の時に「肌にシミもくすみもなく20代の肌」と診断された。
・ボディスーツを愛用。
・カエルグッズが好き。
・住んでいる所…東京都・天王洲アイル(1億円の高級マンション、
自宅リビングの窓から東京湾を一望できる=05年現在)。
・最小限の荷物で地方に行く。
・ホテルの歯ブラシを持ち帰ってシャンプー前の頭皮のマッサージに使う。
・ホテルの石鹸を持ち帰って泡立ちネットに入れて最後まで使い切る。
・外出時に陽に焼けないように必ず帽子を被って日傘を使う。
・夫とはミノルタカメラ時代に知り合った。
・夫から手紙でプロポーズされた。
・夫の転勤でアメリカ・カリフォルニアに2年間住んでいた(=71年〜)。
・肺がんを発病した夫の看病に専念する為に仕事を辞めた。
貯金をはたいてありとあらゆる民間療法を試したが発病後1年半で他界した(享年52)。
・夫の他界後、何も手につかずに1年以上泣き暮らした。
精神に異常をきたして自殺を計った。
夫のパジャマを着て夫のベッドで寝て骨壺の中の夫の遺骨を食べた。
精神的ショックで自分で愕然とする程肌がボロボロになった(1年半かけて元に戻した)。
・常に夫の遺骨を持ち歩く。
■佐伯チズ
□人間関係
・小島よしお…好きなお笑いタレント。
・桑田真澄…桑田が高校時代から憧れている。
・牛山喜久子…恩師。※故人
・夫…プラネタリウムのセールスエンジニア。67年結婚。10歳年上。※85年他界
□エピソードなど
・高校卒業後、電話交換手の資格を取ってミノルタカメラに就職。
・水商売の世界にいるのが嫌で20歳の時に家を出て上京。
1年間美容学校で学んで銀座・松屋の美容室に入った。
・銀座・松屋号の美容室時代、ハンドマッサージを指名してくれるお客さんがたくさんいた。
・年収1200万円でディオールのインターナショナルトレーニングマネージャーに就任。
470人の美容部員のトップとして朝9時から深夜2時まで働いた。
「シャネルを3年で抜く」という入社時の目標を達成した後マネージャー職を解任された。
・51歳の時、帝国ホテルに新設されたエステサロンに異動になる。
ひとりだけの職場で顧客もシステムもなかったが、
独自メニューを考案して殆ど機械を使わずに自ら施術、
くちコミで評判になって1年半後には予約100人待ちの大盛況になった。
・「ゴッドハンドの持ち主」と呼ばれた
・約20万人の女性の肌に直接触れて独自の美容メソッドを編み出した。
・高価な化粧品に頼らず手軽に実践できる事が佐伯メソッドの特長。
・代々木の総合美容施設「ビューティータワー」をプロデュースしてサロンを開業(=04年)。
・エステティシャンとしての料金は2時間30分で36750円(=05年現在)。
・美容学校「チャモロジー・スクール」を開校(=05年)。
・Nintendo DS「佐伯チズ式夢美肌」をプロデュース(=07年発売)。
・紫に染めたショートカットヘアがトレードマーク。
・自宅を「メレンゲの気持ち」で公開(=08年6月21日放送分)。
・30冊の著書の累計発売数は300万部以上(=08年現在)。
・主な著書…「頼るな化粧品!」「美肌革命」「美肌食」。
凡例:20.01現在=2020年1月現在