小松政夫

小松政夫


■小松政夫(こまつ まさお)

 

□肩書き

 芸人 タレント 俳優

 

□本名

 松崎雅臣

 

□愛称

 小松の親分さん

 

□生年

 1942(昭和17)01.10(山羊座/O型)

 

□没年

 2020(令和02)12.07(享年78)肝細胞がん

 

□出身地

 福岡県福岡市

 

□出身校

 福岡市立草ヶ江小学校

 福岡市立博多第二中学校

 福岡県立福岡高校(定時制)

 

□略歴(満年齢)

 75年(33歳)テレビ「笑って!笑って!!60分」出演。

 76年(34歳)テレビ「みごろ!たべころ!笑いごろ!」出演。

 81年(39歳)ドラマ「北の国から」出演。

 ※他の主な出演:

  舞台 「大草原の小さな家」「男が一人で部屋にいる時」

  映画 「喜劇・家族同盟」「居酒屋兆治」「極道の妻たち 三代目姐」

  ドラマ「前略おふくろ様」「水戸黄門」「ショムニ」

  テレビ「シャボン玉ホリデー」「歌謡ドッキリ大放送」「今夜は最高!」

 

□趣味

 料理 読書 キックボクシング観戦 釣り ゴルフ


■小松政夫

 

□幼少時代〜

・実家は高級菓子屋(博多・中洲の中心部)。

・父親は元教師。

・7人兄弟の5番目。

・4階建てのビルに住んでいた。

 1階が店、2〜3階が従業員の住居、4階が家族の住居。

・父親はとても厳格だった。

 食事の作法が悪いと象牙の箸を投げられた。

・小学校時代、自分で幕やステージを作って学校でテキ屋のモノマネや浪曲を披露。

・小学校時代、「将来役者になりたいと言っているのは考え違いだ」と通信簿に書かれた。

・中1の時、父親が結核で他界、莫大な借金が残って一気に貧乏になった。

   住んでいたビルは人手に渡り、4畳半と6畳のアパートで家族7人が生活。

・中学時代、学芸会で自らの演出・脚本・主演で「漫才学校」を上演。

・高校時代、剣道部。

・高校時代、文化祭で「かぐや姫が実はシンデレラだった」という創作劇を上演。

・高校時代、大衆演劇、映画、ストリップ(幕間コントを目当て)に通った。

 ストリップ劇場で何度か補導された。

・高校時代、老舗菓子店「石村萬盛堂」で住み込みで働いた。

・高1の時、応援団長。

・高3の時、生徒会長。


■小松政夫

 

□私生活

・好物…ビアリッツ。

・酒が大好き。好きな酒は赤ワイン。

 二日酔いの朝はやたらとお腹が空く。

・健康法…ウォーキング。

・大きな病気をした事がない(=14.03現在)。

・読書が大好き。どんなに酔っていても寝る前に本を読む。

 書斎には約5mの本棚が2列ある。

 枕元に本を何十冊も積んである。

 本が多すぎて覚え切れないので同じ本を何冊も買ってしまう。

・雑学に自信がある。

・宝物…植木等から貰ったのれん。

・住んでいる所…東京都世田谷区(=97年現在)。

・運転免許証を自主返納(=20年8月)。

・妻のママチャリを愛用。

 よくスーパーやレンタルビデオ屋に行く。

・若い頃は女性によくモテた。


■小松政夫

 

□人間関係

・伊東四朗…友人。伊東の自宅に何度も遊びに行った。

 テレビ「見ごろ! 食べころ! 笑いごろ!」で共演、

 一緒に「しらけ鳥音頭」「デンセンマンの電線音頭」を歌った。

・藤村俊二…友人。若い頃からの飲み友達。

・谷啓、タモリ…友人。若い頃に合宿と称して旅館に泊まって一緒に変なネタを考えた。

・今村ねずみ…友人。

・植木等…師匠。募集広告を雑誌で見て応募して運転手兼付き人を64年から約4年。

   「クルマのセールスマンだから運転がうまいだろう」という理由で500人から選ばれた。

 目上の人とのつきあい方や礼儀作法に関して厳しく教えられた。

 植木を「親父さん」と呼んでいた。「植木等ショー」の前座を担当。

・キャンディーズ…テレビ「見ごろ! 食べころ! 笑いごろ!」で共演。

・イッセー尾形…二人芝居の舞台で共演。

・高平哲郎…一人芝居「男が一人で部屋にいる時」の演出家。

・妻…34歳の時に結婚。

・子供:

 長男…79年誕生。


■小松政夫

 

□エピソードなど①

・高校卒業後、俳優を志して24時間鈍行に乗って家出同然で上京。

 兄が住んでいた独身寮にこっそり入れて貰った。

・上京の際、旅費の為にアルバイト先の菓子メーカーの社長に1000円借りに行ったら、

 餞別として1万円くれた(後に恩返しとしてその会社のCMに出演)。

・俳優座研究所の試験に合格するが入月金4000円が払えなかったので断念。

・横浜・白楽の寿司屋の2階に下宿していた。

・魚市場、花屋、ハンコ屋、印刷店などの職を転々。

・就職試験を受けて正社員としてリコーに入社してコピー機の営業を担当。

・コピー機の営業で飛び込んだ先の横浜トヨペットの部長にスカウトされて転職。

 月に10台売るトップセールスマンになった。

 大卒初任給2万円の時代に10万円稼いでいた。

 横浜に家を購入して母親ときょうだいを呼び寄せた。

・横浜トヨペットのサラリーマン時代、宴会で大人気だった。

・植木等の運転手兼付き人時代、給料は7000円。

・セールスマン時代の飲み屋の借金を兄が精算してくれた。

・フジテレビのバラエティテイストのスペシャルドラマに多数出演。


■小松政夫

 

□エピソードなど②

・主なギャグ…

 どうかひとつ。

 知らない知らない。

 アンタはエライ。

 ながーい目で見て下さい。

 もういやこんな生活。

 今日も元気だお尻がきれい。

 よーやるよーやるよーやるゼリー。

 わりーねわりーねわりーねディートリッヒ。

 いてーないてーな。

 どうしてどうして、おせぇておせぇて。

 にんどすはっかっか、まーひじりきほっきょっきょ。

・殆どのギャグの原型は実在の人物が実際に口にした言葉。

・電線音頭でブレイクした頃は派手に遊んでいた。

・しらけ鳥の人形はいつでも使えるように大切に保管。

・淀川長治のモノマネができる。

・CD「小松政夫 小松の親分」をリリース(=95年)。

 「しらけ鳥音頭」「デンセンマンの電線音頭」を収録。

・台詞は全て博多弁の映画「ちんちろまい」に出演(=00年)。

 武田鉄矢、牧瀬里穂、千葉真一など福岡県出身者が多数出演。

・自伝小説「のぼせもんやけん」を上梓(=06年)。

・日本人喜劇人協会の10代目会長に就任(=11年)。

凡例:20.01現在=2020年1月現在